イーロン・マスクや大手自動車メーカーのテスラがビットコインを大量に購入し、ビットコインの価格は、300万円台から一時期は600万円まで大きく値を上げました。
現在では500万円を行ったり来たり…といった値動きですが、100万円以上も価格が下落した原因は、アメリカの長期金利(10年国債)の利回りの上昇によるものです。
なぜアメリカの長期金利(10年国債)の利回りが上昇すると、ビットコインの価格が下がるのか?
長期金利の利回りの上昇により、ビットコインが大きく値下がりした理由を今回はお話していきたいと思います。
- アメリカの長期金利(10年国債)の利回りがビットコインに影響する理由の目次
- 本日の話題:ビットコインについて
ビットコインの値動きの鍵を握るのは世界中の資産家
ビットコインの価格を大きく動かすのは誰なんだ?という話を、最初に解説したいと思います。
世界には、お金を動かすことでお金を稼ぐ、投資家と呼ばれる方々がいます。
そしてこの投資家達の大量の売買により、ビットコインの価格が大きく変動すると言っても過言ではありません。
資産家の方々は、株や不動産、金などの資産を保有していて、それらを売買しながら投資でお金を稼ぎます。
当然ながら、ビットコインなどの仮想通貨も保有しています。
つまり、仮想通貨が値下がりすると予想を立てれば容赦なく売るし、仮想通貨よりも稼げるものがあれば、当然ながらそちらに流れていきます。
この前提を理解した上で、今回のビットコイン暴落の仕組みについて見ていきましょう
今回ビットコインが暴落した理由
ビットコインなどの仮想通貨は、爆発的な利益を出せる可能性がある反面、暴落のリスクと隣り合わせにある資産です。
つまり、ハイリスク・ハイリターンの投資です。
それが好みだ!という資産家もいるのですが、多くの資産家の場合、損をなるべく避けようと行動します。
含み損を抱える可能性があるビットコインよりも、手堅く稼げるものを見つけると、資産家たちは投資の対象を変更するのです。
そこで今回、ビットコインよりも手堅く稼げるものとして出てきたのが、アメリカの長期金利(10年国債)の上昇の発表です。
多くの投資家たちは、ビットコインを売却して現金化し、そのお金でアメリカの10年国債を積極的に購入しました。
アメリカの10年国債へとお金が積極的に動いたことこそが、今回の暴落の1番の原因です。
単純な話、人が考えるお金の動きが価格になる
ビットコインだけに限りませんが、世の中の全体的なお金の動きを読むことが、仮想通貨を攻略するためのヒントとなります。
10年国債の今後の動きと、それによるお金の動きを、少し予測してみました。
- 長期金利の利回りが上昇するなら、アメリカの10年国債を購入する人はさらに増える。結果的にビットコインの価格はさらに下がるかもしれない
- 長期金利の利回りがこれ以上の上昇をしないのなら、ビットコインの価格は緩やかに上昇を続ける
- 長期金利の利回りが減るなら、ビットコインを資産として求める投資家が増える可能性が高い。結果的にビットコインの価格は跳ね上がる可能性が考えられる
投資って聞くと難しく考えがちですが、世の中のお金の流れを把握できれば、意外と簡単に予測できちゃうんです。
正直なところ、世の中のお金がどう動くかは分かりません。
しかし、長い目で見れば、経済って右肩上がりでずーっと成長してるんですよね。
高値掴みをしてしまった方も、安く買えるポイントを虎視眈々と狙っている方も、焦らなくて大丈夫。
将来的な資産形成を考えているのであれば、早いうちに仮想通貨を購入し、ガチホしておくのが最も無難なのかもしれません。
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